
主に、三重大学病院へ救急搬送された重症多発外傷症例の治療に従事しています。特に骨盤外傷に対する手術件数は県内随一で、関連病院から手術症例をご紹介いただくこともあります。脊椎外傷は脊椎班と、切断肢を含めた重度四肢外傷は形成外科と連携して治療を行っています。
骨盤骨折などの重症外傷では全身状態が不安定なことも多く、侵襲の少ない創外固定を行って骨折部を安定させることで血行動態の安定化を図り、内固定術までの期間を待機します。また開放骨折の症例では受傷当日に創部の洗浄とデブリードマンを、骨折部は創外固定で固定することで感染の制御を図り、後日内固定術を行います。
骨折部をプレート、髄内釘、スクリュー、ワイヤーなどを用いて固定します。骨欠損や軟部組織欠損を生じた症例では、健常組織を移植(骨移植、皮弁、植皮など)することで再建を行います。術後のリハビリに数か月以上かかることもあるため、ある程度の術後経過観察後は近隣病院に転院してリハビリを続けていただきます。