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患者さん一人ひとりに応じた最適な診療方針を

#助教

刀根 慎恵 トネ シンエ

出身大学 三重大学
入局年 平成24年

人工関節スペシャリストを志した原点

平成22年卒の刀根慎恵と申します。
私が人工関節のスペシャリストを志したのは、整形外科として大学院3年生になるタイミングでした。
三重大学整形外科では、初期研修修了後に大学で1年間の診療を行い、その後2年間の関連病院勤務を経て大学院に戻って研究を行うというシステムがあります。私もこの流れの中で、大学院3年生として大学に復帰する際に、研究を行う診療班を選択する機会をいただき、迷わず「関節班」を希望しました。
この選択の背景には、初期研修終了後に大学で勤務していた際、当時の医局長である長谷川正裕先生のもとで、人工関節置換術後の静脈血栓塞栓症に関する臨床研究に携わらせていただいた経験がありました。データ収集・管理、抄録作成、スライド作成、論文執筆など、すべてが初めての経験で右も左も分からないままがむしゃらに取り組んでいたあの頃が、今となっては懐かしく感じられます。当時の抄録やスライドを見返すと、「本当によくこれで出していたな」と苦笑いするほどです。
こうした経験を通して人工関節への興味が深まり、関連病院での診療を経て、大学院では関節班での研究に本格的に取り組みたいと決意しました。無事関節班に配属された後、長谷川先生から「三重大学で基礎研究するか、それとも京都で基礎研究に挑戦するか」という選択肢をいただきました。
私はそれまで、基礎研究といえば細胞や動物実験のイメージしか持っていませんでしたが、まさか自分の興味のある人工関節分野で基礎研究ができるとは思ってもおらず、迷わず京都での研究を選びました。
京都では、京都工芸繊維大学(現・関西医科大学医工学センター長)のPezzotti教授のご指導のもと、人工関節の摺動面に用いられる生体材料であるポリエチレンに関する研究に取り組みました。研究初期は、「人工関節置換術後に抜去されたポリエチレンの解析」という漠然としたテーマのもと、半年間さまざまな実験を試みたものの、なかなか成果が出ず、進むべき方向性に迷いを感じる時期もありました。
しかし、自ら文献を読み漁り、仮説を立て、実験を行い、結果に基づいて考察を重ねていくうちに、徐々に成果が現れるようになりました。もちろん、Pezzotti教授や、私の研究をサポートしてくださったイタリア人研究者Leonaldの力も大きな助けとなりました。特に、ラマン分光分析を用いたポリエチレンの解析という新規性が評価され、最終的には研究成果として論文をまとめ上げることができました。

私の成長の節目には、常に誰かの支えがありました

大学院4年時には、当時の教授・湏藤先生のご自宅で開かれた新年会で、「5月から関節班のスタッフとして頑張ってもらいたい」とお声かけをいただき、即座に「はい」とお返事しました。

それから月日は流れ、現在では大学スタッフとして9年目を迎えています。教授も湏藤先生から長谷川先生へと引き継がれ、私は関節班の一員として、日々診療に励んでおります。

もともと私は、地元の整形外科医に憧れて医学部を目指したため、地域に根ざした一般整形外科医になることを夢見ていました。現在の進路はその当初の思いとは大きく異なるかもしれませんが、一切の後悔はありません。それは、この道が自分の意思で選び取ったものであり、多くの出会いと選択の積み重ねで今があるからです。

私の成長の節目には、常に誰かの支えがありました。幼少期からお世話になり、整形外科を志すきっかけを与えてくださった中田整形外科の中田院長。整形外科の魅力と基礎を教えてくださった森本先生。整形外科医としての様々な手術手技を叩き込んでくださった宮本先生、淺沼先生、松原先生、岡村先生。人工関節の基礎研究の道を切り開いてくださったPezzotti教授。唯一無二の先輩であり、公私にわたりご指導いただいている内藤先生、人工関節のイロハを一から教えてくださった湏藤前教授。そして、人工関節の魅力と、研究の楽しさ・厳しさの両面を教えてくださった長谷川教授。多くの先生方のお力添えがあってこそ、私はいま人工関節のスペシャリストとして診療にあたることができています。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

スペシャリストを目指す方へ

スペシャリストを目指す道のりは、決して楽なものではありません。しかし、その先には、より高度な医療を患者さんに提供できるというやりがいと、多くの貴重な経験が待っています。また、周囲の整形外科医からの信頼も厚くなり、自身の成長を実感できる場面も多くなります。

もしあなたが人工関節分野に少しでも興味をお持ちであれば、ぜひ一緒にこの道を歩みませんか?心よりお待ちしております。

ドクターインタビュー

  • 松山 優実

    多くの出会いと選択の積み重ねで今がある

    助教

  • 種村 祐紀

    気さくで相談しやすい雰囲気に心惹かれて

    医員

  • 小林 若奈

    整形外科医の仕事が患者さんの人生や日常を大きく変えうる

    医員

熱く、楽しく!三重から拓く
整形外科医の未来

地域だからこその安心と信頼感が
ここにはあります。
患者さんの一番を見つめ、地域貢献と世界水準を両立する志を持つあなたを待っています。

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